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テイスティングノート・ワイン Chianti Classico Monteraponi 2012

「重みの無い力強さ」を表現したカッコイー系ワイン

キアンティワインの里の中でも内陸に位置する名醸地ラッダ・イン・キアンティ

 今回のワイナリー「モンテラポーニ」はこの地にあります。

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ラッダ・イン.キアンティと言えば

モンテヴェルティーネ、ブランカイア、リヴェルナーノ……..など

有名なワイナリーが沢山ある地域です。

モンテラポーニの畑とセラーは998年から存在していましたが、

現オーナーのブラガンディ家が購入したのは1974年になります。

テロワールを最大限尊重した栽培を目指し、2003年からビオロジックに切り替え、

2009年からはICEAの認定も取得しました。

醸造家はマウリッツィオ・カステッリ。

”サンジョヴェーゼ本来の姿”の表現を旨とし、グラッタマッコ、マストロヤンニ、コル・ドルチャや

ポデーリ・ボスカレッリなど、現在のコンサルタント先は30以上にのぼります。

2003年が初ヴィンテージとまだ若い生産者ながらも、ワインガイドでは非常に高い評価を受けてます。

今回試飲したのは

Chianti Classico 2012(キアンティ・クラッシコ・2012)です。

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ブドウ品種:サンジョベーゼ95%、カナイオーロ5%

標高:450-570m

平均樹齢:15年

醸造:セメントタンクにて野生酵母のみで発酵。

         25日間のマセラシオン、定期的にピジャージュ、ルモンタージュ。フレンチ、スラヴォニアンオーク
         の大樽で16ヶ月間熟成。
         セメントタンクで休ませ、下弦の月の時期に重力に従い無濾過無清澄で瓶詰。

現行ヴィンテージ評価
スローワイン・マガジン7-9月号「キャンティ・クラッシコ特集」キャンティ・クラッシコTOP20 2位
ガンベロ・ロッソ…2ビッキエーリ

参考:2011ヴィンテージ評価
ガンベロ・ロッソ…2ビッキエーリ

2012ヴィンテージ情報2012ヴィンテージは9月に雨が多く、30%収量が落ちました。しかし厳しい選別を行った為、品質は例年と比べても問題なく、葡萄のピュアな旨味が感じられるエレガントなヴィンテージ。

インポーターのコメント
クリスタルのように透明感のある淡い赤。スミレやグリーンペッパー、ラズベリーの芳ばしい香りが感じられ、ガレストロや石灰質土壌を表す綺麗なミネラル感が、フレッシュな果実味と調和し口中で広がります。タンニンはシルキーで、ストラクチャーがしっかりとしていて、余韻も長いです。エレガントで飲み疲れしない味わいです。

私達の感想
昔飲んでたモンテヴェルティーネのソダッチョやモンテヴェルティーネ・リゼルヴァを思い出しました。
上記のワインよりもう少し線が太くキアンティ・クラッシコと言われなければわからないと思います。
サラーと飲めエレガント「重みのない力強さ」が表現されたワインでした。心地よい酸味もあり◎
気づくとあっという間に1本飲んでしまいました。

今回は、ペコリーノ・トスカーノ・スタジオナートとパルマの24ヶ月熟成の生ハムと合わせてみましたが、圧倒的にチーズとの相性はバツグン!今回は「生ハムと言うよりサラミ」って感じでした。

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やはりトスカーナのサンジョベーゼとペコリーノ・トスカーノと合ったように地域同士で合わせるのが
一番間違いないのです。

トスカーナ料理と合わせる事で、味わいは倍増するでしょう。

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